最近、幼児の事故を聞くに及び、悲しい思いでいっぱいである。一つは水泳教室での溺死や保育園でのロープによる事故などである。これは教育施設内での事故であり、もしかしたら事故が防げたかもしてないからである。施設側の安全管理が杜撰だとは思わないが、ほんの少しの事で事故が防げたのではないかと思う。
水泳教室で自由時間に起きた浮き輪が外れて、溺死した事件。これも浮き輪が外れたと云う事に疑問が残る。コーチがいつも通りに、つけたと報道ではあったが、それなら外れる分けがないのではないかと思う。何らかの錯誤がそこにあったとしか思えない。自分も幼少時に溺れた経験があるから分かるような気がする。浮き輪が外れた時に慌てて溺れるのは本当によくある事なのだから。まだ泳げない子の自由時間での監視体制にも問題があったのでは無いかと思う。今まで事故がないから、大丈夫は通用しない。
次に保育園で首にロープが巻き付いて、意識不明になったケースである。当日山登り用にロープをつけて子供が山登りできるようにしたとの事。上の柵にロープを縛ってそれでフリーな状態では、子供の首に間違ってロープが巻き付く事は考えられる。何故ロープの下も固定しなかったのか疑問が残る。ロープにゆるみが無ければ首に巻き付く事はないのにと思う。今まで何も事故がなかったからは通用しないのである。過去は過去である未来を保証する事にはならない。安全の確保とはそういう事だと思う。