【将棋との歩(60年)】将棋人生のはじまり!

大学時代

 大学に入ってから最初にした事は将棋部探しである。
ほどなく将棋部は見つかり、即入部した。当時自分の
将棋の実力は5級程度であったが、将棋はわが友であった。
 大学が所属している関東大学将棋連盟のクラスは、C1で上から
4番目のクラスである。団体戦で春・秋開催され7人制である。
自分は、当然レギュラーの実力ではないので2軍戦が主戦場となる。

 最初に2軍戦に参加して、結果4連勝できた時はとても嬉しかった。
それを機に本気で将棋にのめりこんでいった。休みの日は、武者修行で
近場の将棋道場を回った。それからメキメキ力をつけて、いつの間にか
将棋道場では初段を認められた。又、将棋部の合宿ではプロ並みに
持ち時間がそれぞれ6時間制でやった。ちなみにその時は、相手が
考えている時は、他の部屋で麻雀で時間つぶしをしながら徹夜で指した。
 その合宿での収穫は、2段の先輩に勝利したことだった。

 これに自信を深めたが、自分の弱点は早指しが苦手なことであった。
長考派の自分には時間のない将棋がめっぽう弱かった(泣)
 当時自分は、相掛かり・角換りをメインにした居飛車党であった。
但し、双方殴り合いになる矢倉は戦いが難しく、ほとんど指さなかった。
 攻撃が主体の戦法が好きで、受けは苦手である。棒銀戦法が好きであった。
当然、振り飛車戦法は指さない。相手の攻めにカウンター狙いの反撃をする
振り飛車は、体質的に合わないのである。

 3年になって、やっとレギュラーの団体戦に参加することが許された。
自分の将棋指南役の先輩山田4段にも5番に1番勝てるようにもなった。
今に思えば、自分の将棋の恩師である。次に続く~


 



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